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この記事は、こんな人におすすめ
- 職場の人や友達とうまくやり取りできない
- とにかくコミュ力を上げたい
- 人とのコミュニケーションってなんか苦手
- コミュ力が上がる5つの重要項目について
- 相手に興味を持つ
- 相手の話を傾聴する
- 相手の思いに共感する
- 相手の行為を承認する
- 相手に質問する
はい、うきくん。です!
現役保育士してます。
ぶっちゃけ保育や育児って大変ですよね?
急になんだって話ですけど。笑
子どもってわからないことだらけです。
そんなわからないだらけの子どもに大人は日々振り回され、
イライラしたり怒ったりするわけです。
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まさにそうなのよ!毎日大変。
それではどうしたらいいのでしょうか。
今回は、
今すぐアンガーマネジメントを学んでください!
という話ではありません。
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アンガーマネジメントについては別の機会に
子どもに対してイライラしてしまうのは、
もしかしたら子どもについて知らないからかもしれません。
こちらでは育児でイライラしてしまう理由などについて詳しくお話しています。
さて本題です。
今回は、
保育を学ぶとコミュ力が上がる
ことについてお話していきます。
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ん?一体どういうこと?
まず、前提条件からお話しします。
保育・育児は単に子どもを育てるだけでなく、
子どもとのコミュニケーションを学ぶこと
と私は考えています。
日々子どもと一緒に生活する中で、
コミュニケーションは必須ですよね。
ここで一例として「フリードリッヒ2世の乳児の実験」についてご紹介します。
15世紀にドイツのフリードリッヒ2世が「乳児の実験」をしました。
生まれた乳児に対し、一切言葉をかけることなく育てた場合、
最初に発する言語は何かを調べたものでした。
50人の乳児は、十分な栄養と生活環境を与えられましたが、
話しかけたりあやしたりといったコミュニケーションを全く取らないで育てられました。
結果、乳児はすべて死亡したそうです。
とても恐ろしい実験ですが、
コミュニケーションの重要性を改めて再確認できますね。
子どもはひとりの人間であり、
人として存在を尊重されるべきであることは
声を大にしてお伝えしたいです。
子どもと大人は平等な関係
ここまでの前提を踏まえると、
保育・育児をすることや学ぶことは対人関係を学ぶこと。
つまり、
あなたのコミュニケーション能力を磨いている
ということなのです。
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そうだったのね!
日々の育児が実はスキルアップにつながっていると思うと、
モチベーションも上がり、気持ちも少し晴れる気がしませんか?
前置きが長くなりましたが、
コミュ力が上がる重要項目5つ
について一緒に見ていきましょう!
ぜひ最後まで見ていってくださいね。
【一石二鳥?】保育を学ぶとコミュ力が上がる!?【5つの重要項目あり】
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/friendship-g6449e9c42_640-1.jpg)
さっきから、
コミュ力が上がる5つの重要項目と言ってるけど、
それはいったい何なんだ!
と思われている方がたくさんいるでしょう。
5つの重要項目については、
- 相手に興味を持つ
- 相手の話を傾聴する
- 相手の思いに共感する
- 相手の行為を承認する
- 相手に質問する
あれ、どこかで見たことあるような。
そうです、
コミュニケーションの基本
です!
私もこれまでに数々の書籍を読みました。
コミュニケーションに関するもの、話し方に関するもの、
聞き方に関するもの、表現の仕方に関するものなどなど。
もちろん保育に関する本もですが、
どの本にもほとんど共通して書かれているのが、
- 相手に興味を持つ
- 相手の話を傾聴する
- 相手の思いに共感する
- 相手の行為を承認する
- 相手に質問する
この5項目だったのです。
5つの重要項目は、
コミュニケーションの基本であり、保育の基本でもあるのです。
繰り返しになりますが、
子どもと大人は平等な関係であり、
人として対等であるべき。
そのように考えることができると、
保育・育児を通じて対人関係を学んでいるんだなあ、
となんとなくわかる気がしませんか?
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そういうことだったのね!
なんとなくわかるわ!
それでは5つの重要項目についてお話していきます。
相手に興味を持つ
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/teen-g7f30d029e_640.jpg)
あなたは初対面の人に対して、
どれだけ興味をもって話しかけられるでしょうか。
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私、口下手だから・・・
話しかけるのが苦手なのよね。
前提として抑えていただきたいのは、
人は自分に興味を持ってくれる人に心を開き、好意を抱く
ということです。
子どもは自分のことを大人がしっかり見てくれていると気づくと安心します。
たくさん話しかけると喜びます。
にっこり微笑みかけると、にこにこ笑顔で返してくれます。
心から安心できて初めて、やりたいことができたり、
眠ったり食べたりするのです。
「僕に興味を持っている。大丈夫だ」
と感じさせてあげることで信頼関係が生まれます。
反対に安心感が得られないと、
何をするにも不安になり次の行動ができません。
「○○して大丈夫かな?ひとりでできるかな?」
とおろおろしてしまうかもしれません。
保育園でも、保育者が見守っていることに気づいて初めて、
手を洗い始めたり、食べ進めたり、眠ったりする
子どもたちの姿が見られます。
相手に興味を持つことができないと
話しかけることが苦痛に感じます。
何かひとつでも、どこか1点だけでも、
些細な興味を見つけ出し関わることができたら100点です。
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相手に興味を持つことがコミュニケーションの始まり
相手の話を傾聴する
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/easter-gb0855f8d7_640.jpg)
あらゆる場面で、
相手の話を聞く
ことの重要性がうたわれています。
例えば、
- 相談事はアドバイスや答えではなく、聞いてもらうことが目的(聞いてもらうことで解決)
- 営業は自分の話(サービスを勧める)をする前に、相手の話を聞く
- 聞き上手が話の主役
- 話を生かすも殺すも聞き役次第
- 人は聞き方が9割(永松茂久著・すばる舎)
もしかすると聞いたことのある話があったかもしれませんね。
では、あなたに質問です。
なぜ、聞くことがこれほど重要なのでしょうか?
答えは、
人は話をしたい生き物だから
です。
人は話をすることで、
気分がすっきりしたり、頭が整理されたりします。
話を聞くことは、
相手の気分をよくさせたり、相手の悩みを解決したりなど
いいことづくめなのです。
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私も誰かに話を聞いてほしいわ!
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よければ話、聞くよ
相手の話を傾聴することは、
前述した相手に興味を持つことの表れでもあります。
自分の話を前のめりで真剣に聞いてくれる人がいれば、
「お、この人は自分に興味を示してくれているな」
と感じられ、たくさん話したくなるでしょう。
それは子どもも同じことです。
子どももたくさん話をしたいですし、
たくさん話を聞いてほしいと思っています。
保育園の子どもたちもたくさん話をしてくれます。笑
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子どもも人間だもの
自分の話をすることは、
自己開示すること。
つまり、心を開くことなのです。
心を少しでも開いた相手には、
「自分のことを話したなら、この人のこと嫌いではないのかな」
と徐々に好意を抱き始めるでしょう。
少なくとも嫌いとはならないものです。
欲を言えば、ただ話を聞いているだけでは足りません。
「あなたの話をしっかり聞いていますよ。楽しんで聞いてますよ」
を相手に伝わるように表現するには、
リアクション(合いの手)
が大切です。
例えば、
- 大きくうなずく
- にっこり笑う
- 「あ・い・う・え・お」「は・ひ・ふ・へ・ほ」で反応(「えー!」「おー!」「ほー!」など)
- 手を叩く
などしながら、相手の会話を盛り上げていきます。
ここで応用編ですが、
相手の話に対し塩対応(上記の例と真逆、リアクションなし)すると、
相手は話すのが苦痛になっていき話をやめていきます。笑
話をしたくない人との会話で実践してみてください。笑
子どもとの会話では使わないことを強くおすすめします。
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会話は聞き方次第で、良くも悪くもなる
相手の思いに共感する
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/giulia-bertelli-dvXGnwnYweM-unsplash.jpg)
あなたは相手の思いに共感できていますか?
相手の思いをすぐに否定していませんか?
否定=敵とみなされることもあるので注意が必要です。
人は誰しも自分の思いを
肯定してほしいですし、賛成してほしいものです。
自分の考えを否定されて喜ぶ人は、
相当変わり者かなと思います。笑
子どもの行動を思い浮かべてみてください。
自由奔放で何でもやりたがります。
ですが善悪の判断や危険か否かの判断はまだできません。
それにもかかわらず、子どもがやろうとしていることを、
「ダメ!」と頭ごなしに怒って止め、そこで終わり。
これはいわゆる好ましくない対応です。
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だって、
子どもが危ないことしようとしてたんだもーん
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そうだよね、その気持ちはすごくわかるよ
子どもからすれば、
「気になったからやったんだよ」「なんでダメなの?」
と行動を怒られ止められたことに、
怒りと疑問が生じます。
好奇心に従ってやっただけなのに。
大人からすれば、
いたずら=悪
と思われがちですが、
子どもからすれば、
いたずら=遊び=学び
なのです。
子どもはいたずらをいたずらと思ってやっていません。
(ある程度大きくなり、物事の分別がついてきたら話は別です)
「これは何だろう」との好奇心にのみ従い、
触ったり口に入れたりしながら、物事の経験を重ねていきます。
ここでぜひ実践してほしいことは、
子どもの気持ちに共感する
まさにこのタイミングで使います!
子どもの思っていた
- 触りたかった
- 口に入れたかった
- 嫌な気持ちだった
- 寂しかった
などの心情を読み解き、
そっと心に寄り添ってあげます。
「○○したかったんだね」「○○だったね」と。
子どもが言葉の意味を理解せずとも、
あなたの思いは子どもにきっと伝わるはずです。
あなたの言葉や思いが、
子どもにとっての財産として増えていくのです。
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気持ちをわかってくれる人(わかろうとしてくれる人)
には味方認識が芽生える
相手の行為を承認する
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/thumb-g7691261bc_640.jpg)
「承認欲求」
この言葉をあなたは聞いたことがあるでしょうか。
アメリカの心理学者マズローの唱えた、
欲求5段解説のうちの欲求の1つです。
欲求はピラミッド状になっており最下から、
生理的欲求→安全の欲求→社会的欲求→承認欲求→自己実現欲求
とされています。土台部分である欲求から満たされる必要があるのですね。
承認欲求は、
誰かに認められたい・尊敬されたい
といった欲求です。
誰しも自分の価値や存在を、
他の人に認められるとうれしいものです。
もちろん、子どもにも同じことが言えます。
親や保育者に存在を認められたいから、
お手伝いもしますし、自分より小さい子のお世話もします。
よく大人の気を引こうとするのも、
承認欲求の1つかもしれませんね。
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自分のことを認めてくれる人に好意を抱き、
徐々に心を開いていくよ
ただし、何でもかんでも認めてあげるということではありません。
正しいことは正しい、悪いことは悪いと伝えていく。
いわゆるバランスが大切です。
相手に質問する
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/towfiqu-barbhuiya-oZuBNC-6E2s-unsplash.jpg)
あなたは、
- 5W1H(メジャー!)
- 6W2H(マイナーかも)
という言葉を耳にしたことがありますか?
英語の疑問詞の頭文字を取り、
基本的な質問事項を表した言葉です。
【5W1H】
- When(いつ)
- Where(どこ)
- Who(だれ)
- What(なに)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
【6W2H】(5W1Hに加えて)
- Whom(だれの)
- How much(いくら)
話は少しそれますが、
相手に物事を報告・説明するときには、
5W1Hや6W2Hを意識して行うと
簡潔に伝わりやすいのでおすすめですよ。
質問することには2つの効果があります。
- あなたに興味がありますよアピール(=あなたのこともっと知りたいですよ)
- 相手に話をさせる(人は自分が話をしたい生き物)
おや?これまで説明してきた5つの重要項目にも登場しましたよね。
- 相手に興味を持つ
- 相手の話を傾聴する
つまり、
質問は重要項目のひとつでありながら、他の重要項目を達成するための手段でもある
そんな風に思ってもらえればうれしいです。
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質問するって大切
質問することって、会話の始まりですよね?
こちらから質問(もしくは相手から)しないと
会話が始まらない機会もよくあります。
話し合いや講演会などの場で、
「何か質問ありますか?」と聞かれ、
誰も何も質問しなければそれで終わってしまうこともよくあります。笑
質問はコミュニケーションを始めるきっかけでもあり、
コミュニケーションを継続させる鍵でもあるのですね。
「あなたはどう思う?」
と意見を求めてしまうことも、
質問のひとつとして持っていてもいいですね。
最後に余談ですが、
質問力
という言葉があるのをご存じでしょうか?
質問をするにも、むやみやたらに何でも質問すればいい、
というわけではありません。
![ママ](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2021/09/mother.png)
えー!そうだったの?
質問には、
- 良い質問(具体的でわかりやすい)
- 悪い質問(抽象的で何を聞きたいのかわかりにくい)
があります。
深掘りしませんが、
このことを知っておくだけでも、
質問力に差が出ることでしょう。
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5W1Hを意識するときがきたよ
まとめ:【一石二鳥?】保育を学ぶとコミュ力が上がる!?【5つの重要項目あり】
![](https://ukikun.com/wp-content/uploads/2022/07/children-g7aa75edb9_640.jpg)
ここまでの内容を簡単におさらいしましょう。
- 相手に興味を持つ
- 相手の話を傾聴する
- 相手の思いに共感する
- 相手の行為を承認する
- 相手に質問する
いかがだったでしょうか?
繰り返しになりますが、
人は、自分が話をしたい生き物であり、
人に自分の話を聞いてほしい生き物です。
そのうえ、
自分の話や存在を肯定されたい、
共感してもらいたい、認めてもらいたいのです。
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このわがままが欲求
これらの欲求をうまく満たしてあげることで、
相手はあなたに心を開くようになっていきます。
相手の欲求を満たしてあげる=コミュニケーションのひとつ
とも考えられますね。
子どもの欲求も満たしながら、
大人同士でも欲求を満たし合い、
円滑なコミュニケーションをしていきましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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人生は、欲求の満たし合い合戦
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