【今日から始める】戦わないで勝つための最強マインドを極めよう【孫氏の兵法】

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【始計篇】あらかじめ的確な見通しを立てる

  1. 兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり
  2. 一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法
  3. 兵は詭道なり

【作戦篇】即決し、速攻で引き上げる

  1. 兵は拙速を聞く
  2. 国の師に貧しきは、遠く輸せばなり
  3. 智将は務めて敵に食む

【謀攻篇】戦わずして勝つことが最強

  1. 百戦百勝は、善の善なるものにあらず
  2. 上兵は謀を伐つ
  3. 善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも、戦うに非ざるなり
  4. 彼を知り己を知れば、百戦して殆からず

はい、うきくん。です!

あなたは勝負事に、

 戦わないで勝てる方法

があるなら興味ありませんか?

今回は、有名な孫子の兵法から、

 始計篇・作戦篇・謀攻篇

を抜粋、厳選して解説を交えながらご紹介します。

プライベートにも仕事にも必ず役立つマインドが、

たくさん出てきますよ。

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【今日から始める】戦わないで勝つための最強マインドを極めよう【孫氏の兵法】

【始計篇】あらかじめ的確な見通しを立てる

  1. 兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり
  2. 一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法
  3. 兵は詭道なり

【作戦篇】即決し、速攻で引き上げる

  1. 兵は拙速を聞く
  2. 国の師に貧しきは、遠く輸せばなり
  3. 敵に勝ちて強を益す

【謀攻篇】戦わずして勝つことが最強

  1. 百戦百勝は、善の善なるものにあらず
  2. 上兵は謀を伐つ
  3. 善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも、戦うに非ざるなり
  4. 彼を知り己を知れば、百戦して殆からず

孫子の兵法とは、

今から約2,500年前、春秋戦国時代に中国の兵法家孫武によって書かれた兵法書。

原文は、約6,000文字(原稿用紙15枚分)で書かれており、

全13部構成されており、10分くらいで読み終わってしまうくらいの量です。

原文は漢文ですので、見た目以上にボリュームとクオリティは分厚くなっております。

内容が完璧すぎるがゆえに、各時代の名将(曹操や徳川家康)に読まれ、

現代まで読み継がれています。

兵法書と言えども、「人同士の戦いそのものの本質」が書かれているために、

孫正義やビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズなども読むほどの、

ビジネス書としても有名となっていますよ。

おさるさん
おさるさん

「孫子の兵法」は今読んでも、

役立つ本だよ

誰が読んでもためになる本と言えるでしょう。

順番に解説していきます。

【始計篇】あらかじめ的確な見通しを立てる

兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり

兵=戦争

「戦争は、国家レベルの重大事件であり、国民の生きるか死か、国家の存亡がかかった手段である。

ゆえに、細心の注意を払い、徹底した検討が必要なのだ。」


戦争には、多くの犠牲が伴い、莫大なコストもかかります。

コスパがとても悪いので、戦う前にちゃんと考えましょうということです。


先のことは誰にもわかりません。

明日どうなるかは、神のみぞ知るといったところでしょうか。

もし戦いを挑むなら、

  • 綿密なプランを練る
  • 失敗したときのための代替案を用意する
  • 初期コストはどれくらいかかるのか
  • 失敗したときの、人的ダメージや金銭的ダメージはどれくらいか
  • 人的資源はどれくらいあるか

などあらゆる角度から物事の見通しを検討し、

生き残るための可能性を見極める。

そう伝えていると言えます。

子どもさん
子どもさん

緊張感を持って、

戦いを始めようね

おさるさん
おさるさん

うきうき

(準備準備ッ)

一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法

道・・・未来をイメージし、思いと行動を一つにする

天・・・時代背景、時間的条件

地・・・今いるフィールド、物理的条件

将・・・器量、能力

法・・・ルール、自律

5つの視点から、

あなた自身の戦力を検討し、戦うかどうか判断していきます。

  1. 先を見据えて具体的な目標を立てる
  2. 時代を読み解き、どのように戦うか考える
  3. そのフィールドで戦えるのか、有利か考える
  4. 戦うために必要な能力・素質がそろっているか
  5. 自分自身に打ち勝つためのルール

例えば、各地方を回って郷土料理を広めようとする、

「お料理YouTuber」として活動したいと目標を立てます(1)

現代は、スマホやインターネットが発達したIT社会ですので、

WEBマーケティングや人同士の非接触を考慮してみましょう(2)

今やろうとしている業種では、ライバルがどれくらいいるのか、

徹底的にリサーチを行い、この先も戦っていけるのか見極めます(3)

そのうえで、料理やSNS、WEBマーケティングなど、

活動を進めていくうえで必要な知識や技能が

身についているかどうか確認してみましょう(4)

最後に、今後戦えると判断したなら、

突き進む決意を持ってください(5)

誘惑や迷いなどさまざまな障害があると思いますが、

その一つ一つに屈することなく、己を律する心が必要となります。

子どもさん
子どもさん

5つの視点から戦うことを決めよう

おさるさん
おさるさん

うきうき

(戦おう)

兵は詭道なり

「戦争は騙し合いである」

  • できるのにできないふりをする
  • 有利と思わせて虚を討つ
  • 逃げるふりして反撃する
  • 謙虚さを見せ、心を緩ませる

など、戦いにおいては相手を油断させることです。

猫をかぶり、警戒心を緩ませ、

相手の裏をかいたり、裏の裏をかいたり。

無防備なったところを一気に攻め立てるのも有効手段です。


ビジネスでもプライベートでも、

謙虚な姿勢を見せ相手の懐に入り込むのは、

事を運びやすくする常套手段と言えます。

子どもさん
子どもさん

騙しが悪いこと、

なんて綺麗ごとは言ってられないよ

おさるさん
おさるさん

うきうき

(そうだね)

【作戦篇】即決し、速攻で引き上げる

兵は拙速を聞く

出来はイマイチだけど、仕事が速いこと

「戦争は短期決戦をすべきである。長期戦になると疲弊し、戦力は底を尽きる」

時間をかけて戦っていては、

疲れてしまい、やる気もなくなるでしょう。

無駄に長引かせては、費用もかかり、

いいことは何一つとしてありません。


仮に勝利を収めたとしても、

同様のことが言えます。

その弱った状態を狙われたらば、

後の戦いにも悪影響でしょう。


迅速に戦いを仕掛け、素早くことを運び、

早めに主導権を握り、さっと引き上げることが目標です。

子どもさん
子どもさん

ここで風林火山をにおわせてくるんだね。

「風林火山陰雷」は孫子の兵法なのー

おさるさん
おさるさん

うきうき?

(陰雷?)

国の師に貧しきは、遠く輸せばなり

「軍が出隊すると国が貧しくなるのは、遠くへ物資を輸送するからである」

自分の元へ来た仕事を、何でも受ける。

そのような心構えは大切なことだけど、

不得意な分野であれば無理に受けてはいけない、

そのような教えです。


自分から遠くの分野(不得意)は、

成功にたどり着くまでの道のりは長いですよね。

不得意分野に関する知識や経験が乏しいので、

自分で調べたり、人から聞いたりして進めなければなりません。

成功までには、時間やコストなどの、

さまざまな苦難があり、

非常に遠いことがわかります。

仮に仕事を受け、もし失敗してしまったら、

自身を失うなど後悔する恐れもあります。

トラウマになってしまうかもしれません。

まわりからも「失敗者扱い」され、

いい思いはしないでしょう。


痛い思いをしないためにも、

成功するか失敗するかの可能性を、

あらかじめ見極めることが大切です。

子どもさん
子どもさん

お天気キャスターに、

人生占いをお願いしてもできないよ

おさるさん
おさるさん

うきうき

(お天気お天気)

敵に勝ちて強を益す

「敵に勝つことで、強さを得ること」

ここでは、敵にただ勝つだけではなく、

勝利により手に入れたものを、

自分の力に変えていくことです。


戦争では、人を倒す、モノを壊す、建物を壊すなど、

勝つためには必須の行為です。

ですが、勝利によって無傷で人や建物を

手に入れたら自軍の兵力が増していきます。


ビジネスでも同じことが言えます。

相手の社員・・・手厚い報酬で仲間に加える

相手の会社・・・新たな拠点とする

ただ勝つのではなく、

強化しながら勝利することができたら、

それに勝るものはありません。

子どもさん
子どもさん

どんどん強くなっていくね

おさるさん
おさるさん

うきうき

(勝利は目前)

【謀攻篇】戦わずして勝つことが最強

百戦百勝は、善の善なるものにあらず

「百戦百勝は、最善とは言えない」

戦いの果てに、相手に傷を負わせ勝利しても、

意味がないことを説いています。

つまり、

自ら傷を負い、傷を負わせ勝利するのではなく、

投降させ無傷で勝利することが大切なのです。


ビジネスでも、

ただ戦うだけでは、自分も相手も

体力を削り疲弊しますよね。

争う前に降伏させることができれば、

お互い傷つくことなく済むのです。


相手を倒し勝利することは、

手段であり目的ではありません。

本当の目的は、「戦わずして勝つ」ことです。

子どもさん
子どもさん

勝つだけが戦いじゃないんだね

おさるさん
おさるさん

うきうき

(戦わずして勝ちたいね)

上兵は謀を伐つ

「事前に敵の意図を見破り、策を討つ」

戦いに際しては、剣を交える前に、

まず相手の考えや作戦を知り、

その考えそのものを潰すといいます。


相手がどのように考えているのかを、

いち早く察知しなければいけません。

敵意があるか、他勢力との統合を考えているかを

知ったうえで、その考えが実行不能であると認識させるのです。


心を攻め、戦う前に降伏させることができれば、

戦わずして勝ったことになりますね。

子どもさん
子どもさん

やる気を喪失させれば、

戦いが起きないね

おさるさん
おさるさん

うきうき

(戦いたくないよ)

善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも、戦うに非ざるなり

「相手を無傷のままで仲間にし、降伏させることで戦わずして勝利する」

とにかく戦わずに勝利することが、

孫子の兵法の鉄則です。

  • 戦わない
  • 攻撃しない
  • 短期決戦

できる限り無傷で、できる限り最小限の傷で、

勝利するマインドが根底にあります。


戦えば傷を負い、

攻撃すれば反撃され、

長期戦になれば互いに疲弊します。

真っ向勝負にはマイナス要素しかないので、

頭を使って勝負に挑む必要があるのです。

子どもさん
子どもさん

戦わずして勝つことの本質だね

おさるさん
おさるさん

うき!

(そのとおり!)

彼を知り己を知れば、百戦して殆からず

「相手の力量を知り、自分の力量も知っていれば、百戦しても負けることはない」

孫子の兵法の中で、おそらくみんなが知っている言葉です。

  • 敵を知り、己を知れば、負けることはない
  • 敵を知り、己を知らなければ、勝率は50%
  • 敵を知らず、己を知らなければ、必ず負ける

説明するまでもありませんが、

相手と自分の双方の実力を把握していれば、

負けずに戦える方法が見えてきます。

ポイントは、勝てるとは言っていないことです。

反対に、相手と自分の双方の実力を、

全く知らなければ闇雲に戦い、必ず負けてしまいます。


敵と戦う際に必要なことは、相手についてリサーチすること、

自分の力量を過信しないことです。

  • 双方の力量がわかっていれば、戦わない選択をすることもできる
  • 相手の実力を過小評価し、自分の能力を過大評価しても負ける
  • 自分のことも相手のことも知らない者は、愚かと言わざるを得ない


子どもさん
子どもさん

負けるとわかっている戦いには、

挑まないようにしようね

おさるさん
おさるさん

うきうき!

(現実を見る!)

まとめ:【今日から始める】戦わないで勝つための最強マインドを極めよう【孫氏の兵法】

戦わずして勝つ

ここまでの内容を、簡単におさらいしましょう。

【始計篇】あらかじめ的確な見通しを立てる

  1. 兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり
  2. 一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法
  3. 兵は詭道なり

【作戦篇】即決し、速攻で引き上げる

  1. 兵は拙速を聞く
  2. 国の師に貧しきは、遠く輸せばなり
  3. 敵に勝ちて強を益す

【謀攻篇】戦わずして勝つことが最強

  1. 百戦百勝は、善の善なるものにあらず
  2. 上兵は謀を伐つ
  3. 善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも、戦うに非ざるなり
  4. 彼を知り己を知れば、百戦して殆からず

戦わないで勝つポイントがたくさん出てきましたね。

「なーんだ、こんなことか」という人もいるかもしれませんが、

「孫子の兵法」として覚えておけば必ずどこかで役立ちます。

明日から早速、負けない戦い方を始めましょう!


ここまで読んでいただき、

ありがとうございました!


参考書籍:守屋洋「孫子の兵法」、田口佳史「超訳孫子の兵法」

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