この記事は、こんな人におすすめ
- 転職活動中の保育士さん
- 今働いている園を辞めたすぎてたまらない
- どこかにいい保育園ないかなあ、と探している人
はい、うきくん。です!
現役保育士しています。
先日、赤ちゃんが生まれ2児のパパになりました!
「今働いている保育園が嫌だ」
そう考えている人はたくさんいると思います。
理由や事情はそれぞれですが、私もその中の1人です笑
これから転職して新しい保育園で働こうとしているので、
あなたの参考になればうれしいです。
いきなり転職の話だなんて・・・急だわ
即行動、スピード感が大切。
転職活動にはリスクはないからね
さて、話は本題へ入ります。
気持ちよく働ける保育園を見抜く選び方とは?
結論を言えば、
デメリットを見極め、悪い保育園を選ばないようにすること
これに尽きます。
孫氏の兵法にこんな言葉があります。
彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず
簡単に言えば、
相手のことを知り、自分のことを知れば負けることはない
ということです。
なんとなくわかりましたか?
保育園の話に置き換えると、
保育園の情報を調べデメリットを知ることができれば、
悪い保育園を選ばないようにできるということです。
要は失敗しない方法だよ
いい保育園を探していくよりも、
悪い保育園を探していった方が、
結果としていい保育園にめぐり合えるのです。
なるほど、効率もよさそうね
今回は私の失敗談も交えながら、
気持ちよく働ける保育園を見抜く選び方について
解説していきます。
ぜひ最後まで見ていってくださいね。
【失敗しない】気持ちよく働ける保育園を見抜く選び方とは
お先に、
気持ちよく働ける保育園を見抜く選び方のポイントを、
5つご紹介します。
まず、大前提のお話から。
保育園や会社を探すときに必ず見るのは
募集要項
ですよね。
給与や勤務時間といった労働条件などが
載っている例のあれです。
もちろん募集要項を参考にしながら仕事を探すのですが、
メリット(いいところ)ばかりに目がいってはいませんか?
未経験者OKとか交通費全額支給とか?
そうそう。
他の項目もよーく見てみよう
「何か裏があるのでは?」
と常に疑うくらいがちょうどいいでしょう。
むしろ重要なのは、
募集要項に書かれていないあれこれ
であると私は思います。
ここで、私の失敗例をご紹介します。
これは私の働いている保育園の話です。
募集要項だけではわからないことが多々あります。
きちんとリサーチ(担当者に質問したり、園見学をしたり、口コミを調べたりなど)
して行かないと大変な目に遭いますよ。
あなたが二の舞にならないように、
この記事を読んでから転職してください笑
ブラック企業と名付けよう
あ、株式会社が運営しているもんね
それでは選び方のポイントについて、
順番に解説していきます。
職員体制と園児の人数を知る
これは最重要ポイントと言っても過言ではありません。
なぜならあなたの仕事の負担率に直結するからです。
こちらは厚生労働省が示している、
保育士の職員配置基準です。
これはあくまで国の示す基準であり、
地方自治体によって基準はさまざまです。
例えば、
- 横浜市・・・1歳児4人に対し、保育士1名
- 京都市・・・1歳児5名に対し、保育士1名
のように自治体によっては基準が異なります。
独自性や力の入れ具合を感じられますね。
どこの保育園も基準があったのね!
基準を超えてしまうと、
1人1人の負担は激増するよ
まず基準を知ったうえで、
「この園はどうかな?」
「あっちの園はどうかな?」
と調べて比較していくのがベストです。
というのも、
保育士1人あたりの子どもの数が多いほど、
負担が増えるのは当たり前です。
そうなると、
普段の保育が忙しい→書類などが終わらない→残業や持ち帰り→疲れがたまる→その状態で保育
この負のスパイラルに陥りがちです。
人がいなければ、
助けもない。代わりもいない。
保育園の内情を何も知らずに入職するのは、
レベル1の主人公が木の棒でラスボスを倒すくらい無謀
と言えましょう。
職員は十分にいるかな?
欠員はどのくらいかな?
後述する項目にも通ずることですが、
- 事前の徹底したリサーチ
- 担当者への質問
- 保育園内外の口コミ(できれば中の声が知りたい)
はぜひとも欠かさないでくださいね。
あなたの身を守るためでもありますよ。
無理に勝ちに行くのではなく、
負けないこと(致命傷を負わないこと)が大事
園の立地と利用者の民度を知る
地の利って聞いたことありますか?
血のりじゃないよ
多くは土地の位置が有利であることを指します。
コンビニを思い浮かべてください。
にぎやかで人通りの多い大通りにあるコンビニと、
どこか薄暗く人通りの少ない路地裏にあるコンビニでは、
どちらが儲かりそうですか?きっと前者と考えますよね。
地の利は前者のコンビニにあると言えます。
地の利は戦でよく使われる言葉ですが、
私は保育園にも当てはまると考えています。
極端な例えですが、
車や人通りの多い大通りに面した保育園。
行き交う車は60km/h以上で走っており、
人の歩く部分は舗装されていません(なのに人通りが多いとか)
さらには隣接する建物は高層ビルばかりで、
園庭もなく日も当たらないような保育園。
そんな保育園があるのかしら?
もしもこんな保育園があったなら、
- 日々の活動に制限がある(園庭で遊べない、お散歩に行けない)
- 自然と触れ合えない(日の光や外の自然物を感じられない)
など子どもも保育者もストレスフルな日々を送りそうですね。
立地は通いやすさにも影響するから大切
民度についてもないがしろにしてはいけません。
地の利とか民とか、戦のお話かしら・・・
民度が低いとか高いって聞いたことがあると思います。
民度が低いと聞くといいイメージはありませんね。
お金や心にゆとりがなく性格までもすさんでいる、
そんなイメージでしょうか。
実際に犯罪の多くの動機は、
お金目当てであったり、愛を十分に与えられてこなかったりした
みたいなものがよく言われます。
民度が低い=犯罪者になりうるとは言えませんが・・・。
あくまで統計上の話だよ
ここで言いたいことは、
- クレーマーやモンスターペアレントみたいなのに要注意
- 権利意識が高い人にも注意
人間が抱えるストレス要因の9割は、
人間関係について
です。
変な人となるべく関わることがないように。
可能な限りストレスのない環境に
身を置くことが大切ですよ。
保育理念や目標はぶっちゃけ参考にならない
保育園選びの決定打はいったいなんでしょうか?
保育理念でしょうか。
園の掲げる目標でしょうか。
いずれも参考にならないので気をつけましょう。
園のホームページとかに載ってるから
参考にするじゃない?
言うのはタダ。
本当に実践されているのか、
実現されているのかは別の話。
例えば以下のような理念や目標を掲げているとします。
- 子どもの主体性を育む
- 子どもが自然と触れ合うことで、のびのびと過ごせる(心身が健康に成長する)
- 女性が働きやすい環境をサポートする(保護者も職員も)
- 食育に力を入れている(地元の野菜を使っている)
よくある感じですよね。
言ってしまえば、
実際に中に入ってみないとわからない
というのが正直な話です。
本当に子どもの主体性を伸ばそうとしているのか?
本当に子どもがのびのびと過ごせるのか?
それじゃあ、私たちは何を頼りに
保育園を選べばいいのかしら?
ずばり答えるね
保育理念や目標を実現するために、
具体的に何をしているのか
これが明示されていれば園を決めるポイントになるでしょう。
上の例で言うならば、
- 主体性を育むために、保育士1:子ども4の少人数制を採用し、丁寧に関わることができるようにしている
- 近所の公園を散歩し、花や草木、虫や動物に触れ自然を間近で体感できるようにしている(春には桜、秋には紅葉が見られる公園があるなど)
- 女性が働きやすいように延長保育を設けている(延長保育にしか登場しない玩具や軽食がある)
- 保育士が働きやすいように完全週休2日制、定時退勤厳守、残業持ち帰り業務なしなど
- 園と提携している農家の野菜を使用した献立を写真付きで公開しているなど
多少漠然としている部分もありますが、
ざっとこういった感じで保育理念や目標に裏付けされている事実があれば、
より信用できる保育園だろうと考えることができますね。
プラスαで、
ホームページに根拠となる写真が載っていれば
信用度合いも高まりますね。
何かしら根拠がないと信用につながらないよね
あなたのニーズに応えられる点があるかどうか
あなたは園を選ぶときには、
何を第一優先に考えますか?
- 給与
- 通勤時間
- 福利厚生
- 休日数
- 規模
- 人間
- やりがい
など
どれも捨てがたいですよね。
ですが、
あなたの希望がすべて叶う職場はほとんどの場合見つかりません。
やはり、どこかで妥協しなければならないこともあるでしょう。
たくさんの要素の中で、
何を優先し、何に対し妥協していくのか。
自分自身をよく知ることで何を優先すべきかが見えてくるでしょう。
ここの見誤ってしまえば、
あなたの仕事や生活に対するやりがいや満足度が激減してしまいます。
ぜひ自分との対話により、
大切な要素を優先しましょう。
まずは自分をよく知ることから。
そのうえで自分で優先事項を決めれば、
満足度が高いよ。
長の人柄は重要項目の1つと知る
ここで言う長とは保育園の長。
つまり、園長先生のことです。
働く先(施設)の長と考えてください。
どこかで人間の悩みの9割は人間関係とお話ししました。
どこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。
保育園という狭い世界の中で、
園長をはじめとした同僚との関わりは避けて通れません。
関わるつもりがなくともどこかしらで関わらなくてはいけない機会があるでしょう。
ここで1度イメージしてみてください。
日頃から人当たりが良く優しくにこやかな園長と、
他人に厳しくいつもピリピリしている園長。
どちらの保育園が心地よく働ける職場かどうかは、
一目瞭然と言えましょう。
長い時間一緒にいる人の中のひとりです。
初手で選択を見誤らないようにしたいものですね。
当然のことですが、
園長次第で職場の雰囲気が大きく変化します。
良くも悪くも園長次第、ですよ。笑
保育園探しをするなら、転職エージェントを有効活用
転職を考えたときに、
保育園を0から探すとなると
かなりの時間や労力がかかりますよね。
働きながら次の保育園を探すのは至難の業。
忙しいしやることが他にあるし時間がとにかくない。
今の仕事と家事や育児・・・
疲れた体で保育園を探すのはきつい
私も最初に働いていた保育園は
自分でネットで探し選びました。
私の求める条件を入れたり見たりして比較して、
それをまた何度も繰り返して・・・。
とにかく大変です。
そこでおすすめしたいのが、
転職エージェント
です。
私もこの度の転職の際にフル活用し、
見事に良き職場にめぐり合いました。
俗にいう転職サイトでは、
- 自分で求人を探す
- 募集要項のみの情報
- 応募も面接の日程調整も自力
と時間と労力が当たり前のようにかかります。
転職エージェントはメリットばかり
転職エージェントならば、
タイムパフォーマンスが優秀です。
あれよあれよと就職先が決まるイメージです。
電話などでのエージェントとの対人方式ですので、
自分の希望や相談まで幅広くもちろん対応してくれます。
それにもかかわらず登録も相談も無料です。
それでも有料級の成果が得られるでしょう。
そこにはエージェントの成功報酬が高額などの理由がありますが、
専門外ですのでここでは詳しくお話しはしません。
無料で有能には理由があるのね
私の経験則での話ですが、
保育バ〇クや保育〇場、ヒト〇ア保育はおすすめできません。
理由は、
- むやみやたらに求人情報を送ってくる
- 一般公開されている求人ばかり送ってくる
などがあげられます。
サービスには相性があるよね
私が実際に使ったおすすめの転職エージェントはこちらです↓
保育士のみならず、
保育関係で転職を考えているならば、
マイナビがおすすめですよ。
転職にはマイナビなんだなあ
最後に、注意事項を1点お伝えします(超重要です)
それは、
良いエージェントと悪いエージェントがいる
ことです。
私は最初に悪いエージェントに当たりました。
総じて違和感を覚えました。
「あれ、何か変だぞ」
そう思いすぐに担当を替えてもらうべく、
マイナビの窓口へ電話しました。
そのおかげでベテラン風の良いエージェントが
その後を担当してくださいました。
エージェントの成功報酬が高額であるため、
「どこでもいいから就職させてしまおう」
そんなことを考え、
やっつけ仕事をする人間もいるので要注意です。
勇気をもってチェンジ
まとめ:【失敗しない】気持ちよく働ける保育園を見抜く選び方とは
ここまでの内容を簡単におさらいしましょう。
いかがだったでしょうか?
私の失敗をもとに、
あなたが保育園選びに失敗しない法則についてお話ししました。
私自身も保育園選びを振り返りながら、
「安易に決めてはいけないなあ」
としみじみ実感しました笑
その後の生活に大きく関わる部分ですからね。
それぞれ個人や家庭の事情もある中で、
上手に保育園選びが進まないこともあるでしょう。
それでも譲れないものを何かひとつ決めておき、
ぜひ譲ることなく、ぶれることなく
己を貫き通してほしいです!
その中でうまい落としどころにたどり着いてください笑
妥協も必要だけど、
信念も忘れずに。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
選択に失敗したら転職すべし
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